ニートレス2【ミスターほっけ】

ニートレス2【ミスターほっけ】の感想

「ニートレス2」は、前作からの流れを受け継ぎつつ、翔人が紗弥音様に心を捧げていく過程が非常に魅力的に描かれています。ニート支援企業での生活から始まり、彼がどのように自らを支配されていくのか、その心理的な葛藤がしっかりと表現されています。「働いたお金を全部捧げたい」という翔人の思いが、彼の行動をどのように変えていくのかを考えるのが楽しかったです。 特に、翔人が高収入の仕事に挑む場面は、物語の転換点として非常に印象的でした。報酬を得るために、彼がどれほど自分を犠牲にしていくのか、そしてその中で感じる快楽がどのように彼の価値観を変えていくのかが丁寧に描かれています。紗弥音の存在が、彼に影響を与える様子はまさに圧巻で、読者としてもその関係性に惹きつけられました。 また、作品全体を通してのフェチ要素も満載で、特に翔人が靴の匂いに溺れるシーンは、独特の雰囲気を醸し出していました。このような細かな描写が、作品に厚みを持たせていて、非常に楽しめました。ニートレス2は、心理描写と快楽の交錯が見事に融合した作品で、読後感も非常に満足感のあるものでした。